もくじ
ツナミで孤児となった子供たちのために当初、チェンナイでの孤児院を計画、それに伴って毎月現地を訪れ、奔走してきましたが、左記の理由によりアーンドラ・プラデーシュ州ビシャカパトナムにおいて孤児院を開所することとなりました。
理由
一、 タミルナードウ州チェンナイで孤児院を運営するためには州の認可が必要であり、その認可を外人が得るには長い期間(5〜10年)を要する場合が多く、よって急を要するツナミ孤児院設立にはチェンナイでは間に合わない。
二、ビシャカパトナムにはエル・エンジェル老人ホーム建設実績があり、すでに当協会として認可を得ており、また政府の方々との親交があり、今回、州の方から孤児院を是非つくって欲しいとの強い要望があった。
三、 ベンガル湾の洋上に浮かぶアンダルマン諸島に住む人々は今回のツナミで壊滅的な被災を受け、島民のほとんどがビシャカパトナムへ避難してきたとのことです。そのなかで、孤児が沢山出たため、今は国営の孤児院に入居しているが急に沢山の孤児が増えて困っているとのこと。
沢山の入所希望児がいますが、こちらの準備都合上孤児4名が只今エル・エンジェル老人ホームの隣り棟に移ってきております。孤児院建設用地は老人ホームの隣接地(国有地)にと計画し、進行中です。
4月にチェンナイを訪れたときに、以前街角でよく見かけた物乞いの子供たちの姿がなく、調査したところ、インド政府はツナミ孤児一人につき50万ルピー(インドでは10〜15年分の生活費に相当する金額)を支給して、親戚に引き取らせる施策をとったとのことです。引き取り手のない子供たちは人さらいによって連れ去られてしまったのでしょうか。
チェンナイでマザーテレサ修道院のシスター4人が街で孤児を保護しようとしたとき、制服姿であったにも拘わらず、銃で撃たれて殺された話や、また孤児を助けようとしたボランテイアが2人殺された話などを現地で聞きました。
孤児を奪い合う悲惨な光景が繰り広がっている事実に胸がふるえました。
“ツナミの孤児を助けたい”この私たちの強い願いを、場所は変わりますがビシャカパトナムで実現して、多くの孤児たちに幸せになってもらいたい気持で一杯です。
今後とも皆さまから一層のご理解・ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
2002年に地球市民財団より助成金をいただき、首都カトマンズから北東へ約60キロほど離れた山間部にあるサンディベシの学校に電気設備の整備支援が始まりました。しかし悪天候やネパール国の治安状況等の問題が起きて事業が進まず、当協会としても苦慮していました。長い間ご理解をいただき、現地の治安が安定し事業が始まるまで待ってくださり、大変感謝を致します。
今回、村人が協力するので電線工事を進めて欲しいとの強い要望があり財団に再度お願いし、皆様からの寄附金を加えて電線工事を進めています。山奥の村の事業なので計画通りに運ばず困難が多いですが、子供たちの学ぶ環境を整備し、世界に羽ばたく人材が育つことを願っての事業です。
世界的に考えるとパソコンは必須となっています。電気が通れば学校にパソコンが設置でき、世界中の情報や状況が身近になり瞬時に交流できます。教師や生徒達のワクワクする授業が期待でき、就職や将来に希望が生まれる支援です。
平成16年度に日本郵政公社より配分金の助成を受け、エル・エンジェル老人ホームが建設されました。入所希望者が多い現状のため、今年度は二階30床の増築をする申請をし、229万7千円の配分決定をいただきました。建設費の不足分は当協会の自己資金として皆様方の寄附金から補いますが、本年も多額の配分金をいただけることは、当協会の確かな運営が認めていただけたものと感謝をいたします。
エル・エンジェル老人ホームの運営はヴィシャカパトナムのロータリークラブが行い、地元の事情に添った運営がされます。


2002年(財)ひろしま・祈りの石国際教育交流財団より助成金をいただき、サンデイベシの学校建設が始まりましたが、異常気象の長雨による崖崩れやネパール国の治安情勢の悪化等で建設が遅れてしまい、2003年に鉄筋2階建て10教室の校舎が完成しました。
2004年に再び助成金をいただき、職員室・理科室・図書室及びトイレの建設が始まり、内装工事に入っています。当協会の活動に、ご理解・ご支援を頂き感謝をいたします。
これで中学校としての施設が整います。校舎の建設等には村民を雇用し、村の経済の発展に努めました。経済的波及効果と村民同士の連帯感等も生まれました。
村の中心となる建造物ができ、災害等が発生しても避難場所となります。
新築されたサンデイベシ校の部屋は明るくとても清潔です。立派な校舎ができ遠方からも通ってくる生徒が増え、約400人となりました。大勢が学べる学校の誕生です。
最初に訪れたときは、学校と思えないような壊れかけた建物の薄暗い部屋で、生徒は土間に座って授業を受けていました。今は窓が広く電気がついているのかと思うくらい明るい校舎で、生徒達の笑顔がはじけていました。
立派な学校ができて嬉しい!生徒の笑顔がそう言っているようでした。皆様の温かいおこころ・ご支援のお陰でこの笑顔が生まれました。子供たちの笑顔は宝です。
5月28日・多摩市のリサイクルセンター、6月5日・町田市の老人ホームでフリマを行いました。なかでも好評だったのが手作りの「当てくじ」で、ハンカチや小さなおもちゃ、雑誌の付録が袋詰めしてあり、何度もくじを引く子が続出の大盛況でした。また、ネパールの子供達のパネルを熱心に見て「今日から好き嫌いなくさなくちゃね」と子供に話しているお母さんや、ボランティアと分かると「じゃあこれも」と買ってくださった方など温かい心に触れさせて頂きました。どうもありがとうございました。
フリマに出品する「当てくじ」の景品に使える品物を募集しています。未使用であれば鉛筆・消しゴムなどの文房具類や企業名等が入っている物など、どんな小さな物でも結構です。どうぞよろしくお願いします。
○ “共に助け合いたい”それが私たちの願いです。ご協力、よろしくお願いいたします。
○ 支援金振込先 郵便口座 口座名 特定非営利活動法人エル・エンジェル
記号 10290 番号 68107191
国の大検資格取得試験に向けて猛勉強を続けた10学年の生徒達が、全員合格できました。生徒達が学ぶ喜びを知り努力したことに、心から拍手を送りたいと思います。
また親の経済的自立の大切さを考え技術センター建設等、当協会の長年にわたる多くの支援が実り、優秀な教師の確保など学ぶ環境が整えられたことが大きかったといえます。
エル・エンジェル校から初めて生徒達が巣立ち、未来が広がり、前途に希望が見えます。
これから豊かな人間性を育んで後輩たちを導き、歩んでほしいと願っています。
海老名市前市長亀井先生のご高配により、ネパールへ沢山のお品物を船便経由でご恵送頂きました。 詳しくは、次号にてお知らせいたします。
「ツナミ」から7ヶ月近く経ちました。子供達の悲しみはもう癒えたのでしょうか。さらに深い辛さに押しつぶされそうになっているのではないでしょうか。私に一体何が出来るのか、一体何をすればいいのか、今一度自分自身に問いかけて見たいと思いました。
(沢田石)