エル・エンジェルボランティア便り 第23号 (2004年4月)



もくじ

☆(財)ひろしま・祈りの石国際教育交流財団より助成金

☆進和学園よりご寄付をいただく

☆「日本での体験」シーラ・ポーデル

☆「日本で体験したこと」レクナト・ゴータム

☆男の子二人と岩下さんをホ-ムステイさせて頂きました

☆エル・エンジェル校からのお客さまをお迎えして

☆橋の建設がストップしています

☆昨年度の主な活動

☆平成16年度活動予定

編集後記


☆(財)ひろしま・祈りの石国際教育交流財団より助成金

 平成16年3月にサンディベシの学校の職員室、理科室、図書室及びトイレの建設に対し150万円の助成金をいただきました。2年前はサンディベシの学校建設に対し150万円助成金をいただき鉄筋コンクリート2階建の建物ができ、生徒達は元気に学んでおります。
 山肌に沿って曲がりくねった細い道を行った山奥にあるサンディベシの学校建設は長雨による崖崩れやゲリラの争い等により計画通りに工事が進まず大変ご迷惑をかけてしまいましたが、ネパールの現地の事情等をご理解いただき、今回も支援をいただけたことに大変感謝を致しております。
 サンディベシの生徒がエル・エンジェル校の生徒のように希望を持って学び、村や国の将来を考えるように育ってほしいと思います。



☆進和学園よりご寄付をいただく

進和学園よりご寄付

 社会福祉法人 進和学園本人自治会連合会の皆様より今年度もご寄付をいただきました。
 毎年いただき今回で6回目となります。当協会の活動に賛同いただき、ネパールのパネル展も開いてくださり、“月報しんわ”にも当協会の記事を掲載していただきました。
 三月に本人自治会連合会のみな様の作品展があり見学してきました。しいたけ栽培や手作りパン・陶芸・絵画・ちぎり絵等の作品が展示販売されていました。心温まるひと時をいただき、作品の一つひとつにも温かさがあふれていて思わず幾つかを購入させていただきました。


☆「日本での体験」シーラ・ポーデル

前原西中学校の生徒会の皆さん

 私は、日本を訪問できたことを大変幸せに思います。これは、旅行から帰ってから日本で体験したことを書いた記録です。 私はとてもラッキーです。非常に発展した、私にとってドリームランドである「日本」を訪れるチャンスを得られたからです。
 まず、日本の国際ボランティア協会に、私たちに日本を訪れる機会を与えてくれたことに感謝したいと思います。
 私の日本での冒険は、とても不思議で驚きの連続でした。海外に行くのはこれが初めてのことでした。初めての旅行で、日本のもっとも進んでいる場所に行く機会をいただきました。日本に行く前は、日本についてたくさんの思いがありました。もっと進んでいてもっと洗練した人たちと会いました。この旅行から、私は本当に多すぎるくらい数々の貴重なことを得ました。今までになかったくらい、そしてこれからもないと思います。日本で過ごした時間は、とてもハッピーで楽しく過ぎていきました。想像以上に。日本に行く前、私は1日か2日以上いられないかもしれないと思っていました。でも、ホストファミリーの暖かい思いやりにつつまれ、心配していたことは起こりませんでした。日本の美しさ、清潔さ、整然とした環境は、忘れられません。
 日本での時間は、私の一生できっととても貴重なものになります。今までこんなに楽しくて勉強になる時間はなかったと思いますし、これからもきっとないと思います。ただ観光したり楽しむことが今回の日本訪問の目的ではありませんでした。日本のライフスタイル、生活のしかた、自然、人について知るということが私の主な目的でした。日本での時間は十分活用したと思います。目的は達成することができました。

 もう一度、日本の国際ボランティア協会にこのようなチャンスを与えてくれたことに感謝したいと思います。そして、協会のメンバー全員にこのすばらしい機会をくれたことに感謝したいと思います。特に、空港に見送りに来てくださった、ボランティア協会会長の長浦文夫さんに感謝したいと思います。
 最後に、もう一度日本の国際ボランティア協会にありがとうと言わせてください。そして日本滞在中に気がつかずに何か間違いをしてしまっていたら、謝ります。この協会の活躍にはとても感心しました。日本で見たこと、学んだことをネパールでも生かしていけるようがんばっていきます!



☆ 「日本で体験したこと」レクナト・ゴータム

 私は日本を訪問できてとても幸せです。ツアーを終えた今、日本で経験したことを報告します。私はとても発展し且つ夢に思っていた日本という国を訪問する機会に恵まれて本当に幸せ者です。まず私たちに日本を訪問するというこのような機会を与えて下さった日本の国際ボランティア協会に感謝致します。日本旅行はとてもすばらしく、驚きに満ちたものでした。国際旅行をするのは初めてでしたが、その初めての旅で一番発展した日本を訪ねることができました。行く前に想像していたよりもっと発展した国であり、また洗練した人たちでした。この訪問を通して、私はこれまでに体験したことのない、またこれからも遭遇することのできないとても沢山の貴重なものを得ることができました。日本での時間はとてもハッピーに楽しく過ごすことができました。想像以上でした。行く前は不慣れな土地でホームシックになり1、2日しか耐えられないと思いましたが、美しく清潔で整った環境の中そのような不安を抱くことなく、大丈夫でした。日本で過ごした時間は私の人生でとっても大切なので、この楽しく勉強になった時を忘れないようにしようと思います。といっても、単に楽しむことが日本に来たことの目的ではなく、ライフスタイルや生活、そして人々の訪問者に対する接し方を知ることが主な目的でした。私はこの目的を十分達することができたと思います。

 重ねて私は国際ボランティア協会にこのような機会を与えて下さったお礼を申し上げたいと思います。また私達にいろいろして下さった協会の皆さんにもお礼を申し上げます。特にホームステイ先の方々には大変お世話になりました。協会の皆さんが私達を喜ばそうと思ってして下さったことにとても感謝しています。色々日本について教えてくださったことにも感謝しております。辞書にある言葉では表せないほどです。多くの愛を与えて下さったので寂しい思いをすることはありませんでした。とても親切にしてもらっていたのでホームシックにならずに済み、一瞬自分の家族や国のことを忘れるほどでした。いろいろして下さったこと、それは小さなこともあるし大きなこともありますが、全てに対しとってもとっても感謝しています。全員のお名前は分かりませんが、協会の設立者である長浦文夫先生には特に感謝を申し上げます。先生にはあちらこちらの空港に迎えに来て頂きました。行く先々で助けてくださった記者の方や、Iuystaさんや姫島の小学校生徒さん達にも感謝します。

 私は日本の技術発展にとても興味を持ちました。話に聞いていた事を実際に見ることができました。技術はいたる所に見られました。道はとてもきれいで、人々はとても洗練されていました。ユーモアのセンスも持っていました。滞在中交通信号を無視する人は一人も見ませんでした。いつも清潔さや整頓に気をくばっているようでした。互いに尊敬し合っているようでした。何かを受け取るときの態度に関心を持ちました。私たちが訪問した場所はとても美しかったです。いちばん興奮したのはやはり10月20日に行った東京ディズニーランドでした。ジェットスペースに乗った時はどこか他の世界へ行ってしまったかと思いました。乗っている間中興奮しっぱなしで、どうやったらそのようなことが可能だろうかと考えていました。なんて技術力だろうかと感激しました。二番目に興奮したのは姫島で船に乗ったことです。海を見ること自体初めてだったので非常に興奮しました。大阪の空港に降り立つとき飛行機から日本を見たこと、そして初日に会長の家でボランティア協会のメンバーと会ったことも、それらも良い思い出です。私はあのように歓迎してもらってとても幸せでした。8日間の滞在はまるで8時間かのようにあっという間に過ぎました。

 最後に、そしてもう一度日本の国際ボランティア協会に感謝したいと思っています。知らない間にもしご迷惑をおかけしてしまったことがあれば、お詫び申し上げます。私はこのボランティア協会の発展を願っております。日本で見、学んだこと全てについて、つまり文明や技術、そして清潔さや整頓といった心がけについて、全てここネパールでも実現できるように努力し、協会の活動を盛り上げて行きたいと思っております。



☆男の子二人と岩下さんをホ-ムステイさせて頂きました

 仕事の都合で昼間は同行できませんでしたが夜だけの二日間楽しく過ごさせて頂きました。
 “何を食べさせてあげよう?”これが一番の課題でした。
 すきやき しゃぶしゃぶ お寿司 天ぷら 色々考えた末 やはり本人達に食べたい物を聞くことにしました すると速攻で“ダルバ-ト”と返ってきました。
 日本独自の料理が良いと思うのはこちらの一方通行でした 小さい頃から食べなれているものが一番おいしいのでしょう。
 材料と圧力鍋があったので二人が作ってくれました。
 仲々の包丁さばきで 料理下手の私にはちょっとしたネパ-ル料理教室でした。
 (私だけご馳走になって申し訳ありませんでした)
 朝食は食パンとバナナラッシ- チャイ 卵やベ-コン ウインナ-は少しだけ食べました。果物も加工した物より自然のままが良いようです。
 九州では魚つりをした事を楽しそうに話してくれ 使った釣り竿とおもりを(折れているのに)大事にかばんにしまっていました 100均ショップで買った家族へのお土産 これはいとこ これは両親と一人づつに思いを込めて選んだようです。自分用の双眼鏡も得意そうに見せてくれ 手が届きそうなのに届かないとはしゃいでいました。これ位の物でこんなに笑顔が出来るんだとうらやましくさえ感じました。
 文明は確かに人の生活を豊かにしてきましたが、逆に人の心を貧しくしてきたように思えます。
 親が子を子が親を殺し合い、ほしい物を買う金のために身を売る少女達に比べ、人を助けるために医者になりたいという彼らの思いに目を覚めさせられる思いがしました。
 人間の底辺の欲望・・健康(生きること)さえあれば幸せなはずなのに 悲しいかな人は次々に物欲へと走ってしまいます。 本来あるべきはずの人間の姿を見たような気がしました。 人に幸せを与えることが 自分の夢であり 目標にもつなんて なんとすばらしいことでしょう 本当に教えられたような気がしました。
 たった二日間のホ-ムステイでしたが私達が忘れていた家族や他人への 素直な愛の思いを彼らはお土産として残してくれました 本当に有難うございました。
 こういう機会を与えてくださったエルエンジェルボランテイアグル-プに心から感謝します。

多々納



☆エル・エンジェル校からのお客さまをお迎えして

 1日目のスケジュールを終え我が家にはサポコタ親子さんに泊まっていただきました。翌朝も早く出発ということで、少しだけお話し休んでいただきました。翌日は我が家を8時に出発、平和公園、平和記念資料館の見学、そして楽しみにされているショッピングを終え夕方遅く帰宅しました。お疲れの様子なのでチャイを飲んでいただいてから食事にしようということになりました。それならばお母さんたちのお口に合うものが良いのではと思い、お母さんにつくっていただきたいとお願いしましたら快く引き受けてくださいました。
 おなべにお水? 何人分? お砂糖? 溶けたら牛乳?沸騰したら紅茶?そしてすりおろした生姜? 自分流に作る材料は用意していましたけれど、身振り手振り、顔の表情を見ながらの交流は他から見ると不思議なこうけいでしょうが、回りのことなどお構いなしです。無事助手を努めさせて頂きました。出来上がったお母さんのチャイのおいしかったこと。いただきながら、通じ合えた喜びを共感しました。翌朝私は早速復習してみました。ひと口飲んで下さったお母さんのお顔を見るとにっこり笑顔を返してくださいました。合格したようです!お母さんは私に、すばらしいお土産を残してくださいました。
 夕食は何を食べていただこうか?考えたすえメインは天ぷらにしました。 野菜を目の前で揚げていると、衣には卵は入っていますかと質問されました。(ここは通訳付きです)卵の食べられない方がいらっしゃるとお聞きしていましたので、入っていないことを伝えていただくと安心してくださいました。事前に教えていただいていて助かりました。夕食を終えるとクリシュナさんはそわそわしておられます。まだお買い物をされたい様子でしたので娘のお婿さんに案内していただきました。閉店まで買い物をされ持って帰られた荷物を見て、お母さんをはじめ私たち家族もびっくりしました。さてこれだけのお土産をどうやってパッキングするか、智恵をしぼり無事に収まったときは皆大喜びでした。色々な思いをもってお買い物されたもの全部きれいに入って本当に良かったです。12時をとっくに過ぎていました。それでもみんな眠たいどころか、何か壁がとれたように、このまま寝るのが惜しいな~ この場を離れがたくさえなっているようでした。とはいっても翌日の出発は我が家を6時20分ということでしたので、寝ていただきましたが,目的にむかって皆が力をあわせ、それが達成できたとき、いつの間にか和やかな雰囲気になっているのです。なにか幸せな時でした。皆さんに助けて頂き、楽しくホスト役をつとめさせて頂きました。有難うございました。
 この機会をくださいました会長に心から感謝申し上げます。

和泉広



☆橋の建設がストップしています

 ボランティア便り20号で外務省より日本NGO支援無償資金協力をいただき橋の建設が始まったとお伝えしましたが現在対岸ゲリラの反対で工事がストップした状態です。
   地域住民の切なる願いにこたえるため努力致しましたが橋が出来ると警察が簡単に攻め入ってくるとの理由で反対されているものです。
 ゲリラの抗争の原因を考えるとき貧困が問題ともいわれます。山間僻地に住む恵まれない人々の生活が豊かになることを願い、建設工事の再開できることを祈っています。



☆昨年度の主な活動

・ エル・エンジェル校、給食、技術トレーニングセンター等の運営 (継続)
・ ネパール・サンデベシ村橋建設 (継続)
・ ポカラにて孤児院開設(4月)
・ ネパール・エル・エンジェル校を訪問 (5月)
・ 厚木にて街頭募金活動を実施 (7月)
・ 県立小田原城内高等学校で写真展、サリー着付けを開催(11月)
・ インドANDHRAPRA州で井戸掘りを実施 (7月)
・ 厚木中央公園でフリーマーケットに参加 (9月)
・ サンデベシ村校舎落成(10月)
・ ネパール・エル・エンジェル校を訪問 (10月)
・ ネパール・エル・エンジェル校生徒4名が来日 (10月)
・ 海老名国際交流展に参加、写真展示、サリー着付けを実施 (11月)
・ 福岡、広島、神奈川で写真展、サリー着付けを開催 (11月)
・ ネパール、エル・エンジェル校訪問(12月)
・ イラン大地震へのお見舞い金 (12月)
・ 郵政公社によるエル・エンジェル校現地視察(活動を認めていただきました)(12月)



☆平成16年度活動予定

・ エル・エンジェル学校運営・給食・技術トレーニングセンター運営
・ サンデベシ村、インドラワティローセカンドスクールの敷地内に理科室、図書室、職員室、トイレ、建設予定
・ サンデベシ村、発電機設置予定
・ サンデベシ村、橋建設続行予定
・ インド路上生活者の為のホーム建設予定 (30人収容、相談窓口ディケアーなど)
・ 国内外の突発的災害援助
・ 進和学園生徒一人ネパールエル・エンジェル校見学招待
・ 海老名国際交流展参加
・ 各地域においてインド・ネパール写真展
・ フリーマーケット・募金活動随時
・ ボランティア便り年4回発行
・ 11月にネパールエル・エンジェル校を訪問

以上のことを予定いたしております。
大まかな予定表ですが、今年度もご支援ご協力を賜れますよう宜しくお願い申し上げます。




あやとりの  指のもつれや  春の雷

落ちてなほ  姿とどめし  玉椿

回廊の  春の気配  つま先に


レイ作



編集後記

 やわらかい春の光に誘われて重いコートを脱ぎ、身も心もかろやかに大空へエンジェルのように・・・
 今年度も皆様とともにボランテイアの輪が広がることを願って、よろしくお願い致します

発行所  エル・エンジェル国際ボランティア協会
〒243-0406
神奈川県海老名市国分北2-17-16
Tel046―236-0001
Fax046―236-0002
イラスト   衛藤
編集担当   山梨 陶山 岩田 竹内

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