エル・エンジェルボランティア便り 第17号 (2002年12月)





カラフルな装いの季節からモノトーンの寒い冬になり、街行く人々は
コートの衿を立てて、うつむき加減に足早に通りすぎていきます。


もくじ
☆エル・エンジェル校を訪ねて
☆図書室から
☆縫いぐるみ“べア”の寄付をいただきました。
☆小田原 城内高校文化祭
☆サンデベシ学校建設と配電工事の遅れ
☆一年を振り返って
編集後記



☆エル・エンジェル校を訪ねて
 ネパールの学校は10年制ですが、エル・エンジェル校は8年生までの生徒がいます。8年生の24名の生徒一人一人に将来の希望を聞きました。 女の子は看護婦、ソーシャルワーカーなどが多く、困っている人を助けてあげたい、自分の村を良くしたい、さらには周りの村も良くなれば国全体が良くなる、また生活環境をきれいにしたい等将来の希望を語ってくれました。
 男の子も多くの夢を語ってくれました。
・ ソーシャルワーカーになって困っている人を助けたい。孤児や耳の聞こえない人 を助けてあげたいし、自分の持っている知識をあげたい。自分は日本赤十字ジュニアのボランテイアしている。
・ エンジニアになって国を発展させるため頑張りたい。今よりも優れた電気器具などを創ったり、水力発電などの普及を図りたい。
・ 日本語を習いたい。
・ エレクトロニクス・エンジニアになってスーパーマシンを開発したい。
・ ワールドカップで活躍したい。
・ ライターになって推理小説などを書きたい。
・ 上級の学校にいって生物学(遺伝子など)の勉強をしたい。
・ 植物学者になって森を造りたい。
・ ビジネスマンになってネパールの品物を売りたい。
・ 現在お父さんの農業を手伝っているが、植物を増やす農業をやりたい。
・ 軍隊にはいりたい。
・ コンピュータエンジニアになりたい。
・ 近くに在る医科大学やエンジニア系に大学にはいりたい。
等でした。
 自分というよりも皆のため、村のため、国のために頑張りたいと大きな大きな夢を語ってくれました。 自分たちが頑張れば国が良くなり、学ぶことで明るい未来をみつめている子供たちの目をみました。 生徒たちの親のなかには文盲の方もおられると思います。
その日さえ食べるものがあれば“明日は明日”、そのなかで子供たちはしっかりと未来をみつめ、伸びようしている心がはちきれそうでした。
会長の教育方針がエル・エンジェル校生徒たちの心にしっかり育まれていることを見せていただき、とてもうれしい思いをしました。

☆図書室から
 多くの方々から英語の本をエル・エンジェル校にご寄付いただきました。
 図書室が益々充実し、さっそく子供たちが本をひろげてベリーグッドと声を出して読んでいました。
ヒロシマ原爆の本を開けて、つぎつぎとページをめくって原爆の話をしていました。
女の子は絵本をうれしそうに開いて、あっという間に読んでいました。どんな本を読みたいかの問いに対しては絵本、科学やメデイカルの本などが欲しいとのことでした。 図書室には項目ごとに本が並んでいましたが、日本の小学校の図書室の何十分の1程度の規模であり、バラエテイに乏しく、夢、未来などを求めているように思いました。

☆縫いぐるみ“べア”の寄付をいただきました。

ベアを製造、販売されている企業から沢山の縫いぐるみ“ベア”を私たちの協会にご寄付いただき感謝申し上げます。
私たちは多くの方々から寄付をいただきネパール国山間部の学校建設や技術センターの運営を行っていますが、これらの活動を維持、継続していくための資金を必要としています。
ベアをクリスマスプレゼントや商店での委託販売等にお使いいただきたいと思います。
これらの売上金は恵まれない子供たちのために使わせていただきます。
何卒皆様方のご協力をお願い申し上げます。 ベアご希望の方は本部エル・エンジェル国際ボランテイア協会までご連絡をお願いします。
 なお、ご希望のベアの色の数量には限りがありますのでご了承願います。
 ベアの体長は32~37センチ、色はベージュ、ピンク、ホワイト、ブラウン、イエローの5種類です。(小売価格2000円~6000円)



☆小田原 城内高校文化祭

 今年のパネル展は会場がとてもいい位置にあったため、沢山の方に足を運んで頂く事が出来ました。JRCの生徒の皆さんが力を合わせ、約300近くの紅茶のサービスと60人程の方にサリーの着付けを楽しんで頂きました。
 2日目は急きょ沢田石さんに応援をお願いし、大盛況のうち無事終える事が出来ました。今回は私の事前のミーティングの不足や段取りの手順等、反省点も沢山あり、次回の課題としたいです。



☆サンデベシ学校建設と配電工事の遅れ
今年のネパールは、30年ぶりといわれる大雨でいたるところでがけ崩れが起きて、道路が寸断されたとのことでした。実際に現在でも崩れて落ちてきた大きな石が、道路の端にころがっていてその現状に驚きました。
特にサンデベシの学校建設地は山のなかですので、舗装されていない道はぬかるみ、車は通れず建設物資の運搬ができず、校舎の二階と配電工事もできない状態です。雨期の終わった現在でさえ四輪駆動の車が、何度も立ち往生したので、雨期はさぞひどかったろうと思いました。
日本では考えられない状況の国での、学校建設や工事の困難さを感じると同時に、計画の遅れを納得いたしました。











                                   レイ作
☆一年を振り返って
今年は2回もネパールに参加させていただき、その度にエル・エンジェル校の生徒たちの成長に目をみはる思いをさせていただきました。 学ぶ喜びと未来の希望にあふれて目が輝き、もっと学びたい、もっと多くのことを知りたいとまるで吸い取り紙のように知識を吸収していく生徒から喜びをいただきました。 皆様方の暖かいご支援のお陰と感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いします。
    (T.S)

「とても楽しみに読んでいます」と感想をいただき、ありがたい気持ちと共に掲載内容や編集等、早めに準備して良いものを作る努力が足りませんでした。あっという間の一年でした。頑張りますので来年もよろしくお願いいたします。
    (C・Y)

今年も又、スタッフの皆様に御迷惑をかけながら、そして助けていただきながらの年でしたが、編集の際に、会長のお宅で力強いパワーに包まれてお手伝いをさせていただけましたことに大いなる喜びと感謝で一杯です。ありがとうございました。
    (R・T)

2002年今年最後のボランティア便りを出させていただきます。
初めてネパールを訪れた方で、自分の苦労した幼少の頃を思い出すと言ってご寄付下さる方がいました。その方のまぶたに幼少の頃の父・母・兄弟いろんな風景がなつかしく思い出されたのではと思いました。
年配の方でラマチョー村に、サンデベシ村に昔を思い出す方が大勢いられます。
今回生徒の目が未来に向かっていることを、はっきり見させていただき、教育の大事さを思い又継続の力を思いました。
皆様のご協力のおかげで継続でき実を結んでいることを強く思いました。
お一人でも多くの方がラマチョーを訪れてくださり生徒たちに会っていただきたいと願っています。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。
    (S・I)

編集後記
もういくつ寝るとお正月♪♪のメロディーがどこからか聞こえてくるようです。
ボランティア便り編集の一年をふり返り、皆様の協力があればこそと感謝いたしますと同時の心よりお礼申しあげます。どうぞ良いお年を!

発行所  エル・エンジェル国際ボランティア協会
〒243-0406
神奈川県海老名市国分北2-17-16
Tel046―236-0001
Fax046―236-0002
イラスト   前迫
編集担当   山梨 陶山 岩田 竹内

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