エル・エンジェルボランティア便り 第13号 (2001年12月)





世界情勢が不穏な空気に包まれるなか、自然は晩秋から冬へとひそやかに衣替えをして、厳しい寒さに備えています。


もくじ
☆ 11月25日よりエル・エンジェル校を訪れて。
☆ ジャムディ村を訪問しました。(次期支援校への視察)
☆ 新しい募金箱ができました。
☆ 神奈川の県立高校でネパール・パネル展
☆ 海老名市役所でパネル展
☆ 相模大野でフリーマーケットに参加
☆ 日本への招待が出来なくなりました
☆ 一年を振り返って
☆ 編集後記



☆ 11月25日よりエル・エンジェル校を訪れて。
エル・エンジェル校にパソコン20台を分解し届けました。
学校に着くと、早速組み立てを始め、つなぐことができました。
先生がパソコン教室をこれから取り入れると話された時、生徒の表情がとても輝いたのが印象的でした。又、広島、長崎の話が出た時、聞いていた生徒が勉強をして知っていると手を上げ皆の前で発表していた姿に教育の確かさと素晴らしさを見て、これが本当の教育だなーと受けとめました。
学ぶ喜びを実践して大きな成果がでていました。

☆ ジャムディ村を訪問しました。(次期支援校への視察)
カトマンズより1時間以上走り、そこから歩いて河を渡り、車一台がやっと通る山道を歩いていると、トラックが迎えに来てくれ荷台に乗って約一時間走った山の中にジャムディ村がありました。電気もなく、商店もない山の中に小さな家が点在しています。
車が走っていると、どこからか子供たちが出てきて、いつのまにか大勢の人達が集まっていました。ずいぶん遠方から私たちの来るのをずーと待っていてくれ、大きな拍手で歓迎してくれました。
学校建設と運営に対する援助の要望が出されました。
皆さんの学校建設に対する熱意を感じ、ぜひ支援をさせていただきたいと思いました。


☆ 新しい募金箱ができました。
(これまでのあゆみとこれからの計画が書かれています。)
 エル・エンジェル校は開校4年目を迎え、多くの方々のご協力により大きく変革して参りました。 生徒数も現在400名余となり、それにともない先生の増員や給食制度の導入など着実な発展を遂げてきました。
 最近ネパールでは物価等が高騰し、教師の給料も倍額となり学校運営を任されている駐在員のご苦労も大変と思われます。 昨年7月からスタートした給食制度は材料、光熱費などの費用を我々日本側の善意に依存していることを申し上げましたが、現在年間経費の3分の1程度しか確保できていないのが現状です。
 給食制度を含む学校運営、技術センター指導等の費用を維持、継続していくためには皆様方の一層のご協力をお願い申し上げます。
以上の趣旨でこのたび募金箱を用意させて頂きましたので、会社、商店、病院等での設置依頼や、フリーマーケットなどでの募金用としてご活用下さい。

 

☆ 神奈川の県立高校でネパール・パネル展
9月15,16日 県立小田原城内高等学校の文化祭で今年もネパール、エル・エンジェル校のパネルが展示されました。昨年,好評だったサリーの着付けと新たにネパールテイーのサービスも行いました。
いろいろ盛りだくさんでどうなるかと思いましたが、JRCクラブの生徒の皆さんの協力で、ネパールテイーを中庭へ出張サービスで配ってもらったりして無事終わることができました。生徒の皆さんにエル・エンジェル校の子供の笑顔に出会ってほしいと思いました。
 

☆ 海老名市役所でパネル展
海老名市で国際平和フエステイバルが催され、当日は晴天に恵まれ7000人の来場がありました。エル・エンジェルボランティアの活動をパネルで紹介し、約600人の方に紅茶の接待をさせて頂き、サリーも30人程の方が着用して楽しんでくださいました。

☆ 相模大野でフリーマーケットに参加
 県の主催のフリーマーケットにエル・エンジェルボランティアのパネルと募金箱を置いて参加いたしました。品物を求めてくださった方々に活動のしおりを配布し、ネパールの学校やこれからの援助等の話しをさせていただきました。

☆ 日本への招待が出来なくなりました
 11月に、日本に来ることを楽しみにしていた生徒達、又受け入れ体制も整いみんなが会えることを楽しみにし、日本を知ってもらおう、日本の学校をみてもらおう、海をみせてあげたい、新幹線にも乗せてあげたい、エル・エンジェル校の生徒同様、私達もうれしさにワクワクしていました。
 一生懸命勉学に励み、ネパールの国を支える人達に育ってほしい、すべての子供に教育をの思いで出来たエル・エンジェル校、みんなの励みになればと学年の優秀な生徒を日本に招待しよう、生徒達も楽しみにしていたことと思います。すべて平等の難しさを思いました。カースト…私達は幸せな国に生まれ育ったのだと思いました。いまだにカースト制がある国その中で生活し、しばられ、自らしばり、自由な発そうまでなくしてしまうそんな気がしました。小さい時からの環境が大きく子供に影響を与えると思います。勉強が出来る子は、カーストの高い子、そのことに対する村人の反発、村の人達とのコミニケーションのむずかしさ、もっともっと時が流れれば変わると思います。
きっと日本に招待出来る。日本の学校を、そして日本をみてもらう。日本へ招待出来る日を待っています。
受け入れを待っていて下さった皆様本当にありがとうございました。

初時雨
  傘越しにみる
     朱の鳥居


母の指
   渋に染まりて
      吊るし柿

空の雲
  鯉はね水輪
     いくえにも

☆ 一年を振り返って

7月にインドの空港で一人旅をしてきたという娘さんと出会い、エル・エンジェルボランティアの話しをし、活動のたより等を送りました。子供達の弁当の写真に驚かれ、“自分にも何か出来る事はないか”と言ってくださり、協会のしおりをお送りしましたら、毎月口座に振り込んでくださっています。忘れてしまっていた“なにか自分にさせてもらえたら”という純真なこころを想いだし、原点に返って優しさを行動にしていく大切さを気づかせて頂きました。自信をもってたくさんの人に伝えていこうと思います。(T・Y)

今年はとてもうれしい年でした。「生徒達へ給食を」の思いが実現しました。水を飲んで空腹を満たしたり、ほんの少しの豆しか入ってない弁当とはいえないような弁当だったりの生徒達に、バターや玉子のたっぷり入ったおいしいパンを配れるようになったこと、ボランティア便りの中で一番うれしい便りが書けました。これも大勢の皆様のお蔭だと思います。 ありがとうございました。(S・I)

私のような者がこの編集にかかわらせていただけたことにしあわせを感じ感謝でいっぱいです。
(R・T)

2001年も残すところわずかばかりとなりアッという間の1年でした。
今年最後のボランティア便りとなりこれも一重に皆様方のご協力のお陰でございます。
今年も沢山の方々がエル・エンジェル校を訪れて下さいました。
福岡の小学生が募金活動をしてそのお金でリコーダーを購入してエル・エンジェル校に届けて下さったこと。厚木市内の郷野小学校の生徒が、ネパールの話を聞いてお便りを下さったこと、多くの方々から原稿をお寄せ下さったこと福岡、広島でフリーマーケットを開催して資金集めして下さったこと等々今年も皆様から多くのご協力を頂きました。
厚く御礼申し上げます。  来年もどうぞよろしくお願いします。(T・S)


☆ 編集後記

お隣の木の最後の一枚、真っ赤な葉が散りました。秋の終りを思い、一年のめぐりを思いました。どの木も冬眠しているように、見えるけれど、次の春の準備をしているのでしょう。休むことなくすべてがコツコツと動いている。私達のボランティアもたゆまなくコツコツコツコツと思います。この一年多勢の方々に御協力いただきました。ありがとうございました。来る年が皆様にとって良い年でありますように・・・


発行所  エル・エンジェル国際ボランティア協会
〒243-0406
神奈川県海老名市国分北2-17-16
Tel046―236-0001
Fax046―233-2111
イラスト   前迫
編集担当   山梨 陶山 岩田 竹内



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