エル・エンジェルボランティア便り 第4号 (1999年09月)
8月22日から29日まで、8名のボランティアの方々が、ラマ・チョー村を訪問しました。 子供たちは日本語で「こんにちは」と出迎えてくれ、一同驚きと共にとても嬉しく思いました。大きく成長した様子を見るにつけ感激の一瞬でした。
もくじ
※ ポカラ ラマチョー地区訪問(平成11年8月23日―26日)に関する報告
ラマチョー村の学校・技術センターの近況
日本側から、先に提示された追加工事費用見積り(校舎とトレーニング室の2階部分の増築)は初回工事に比べて割高である旨のべた。 これに対して、建築業者(以下業者)からは、工事材料費が約10%値上がりしていること、現地相場は1平方フイートあたり550―600ルピーであるが、450ルピーで提案したとの説明があった。
このあと、日本側より、追加工事の範囲を広げて校舎3階部分に宿泊可能なゲストルーム建築も含めた見積りを提出するように業者に要求した。
この要求にそって、業者から提示あった新しい見積概要は以下の通りである。
| ・増築部分の総面積 | 校舎2階部分 | 2、275.0 平方フイート |
| 3階ゲストルーム | 775.0 | |
| 校舎階段部分 | 218.0 | |
| トレーニング室2階部分 | 525.5 | |
| 合計 | 3、793.5 平方フイート | |
| ・見積り費用 | 1、620、000ルピー (5%割引きを含む) | |
| ・工事期間 | '99―9月から6ケ月 | |
| ・工事代金受取り条件 | 工事着工日から毎月約280、000ルピー。 | |
ただし、工事が契約内容と異なる場合は、最終月の代金支払いは保留してよい。
日本側は上記見積りを基本的には了解し、追加増築工事契約をとり交わした。
| 工事着工 | '99―8/25 |
| 工事完成 | 2000―1/25 |
| 支払い条件 8/25から毎月約280、000ルピーを支払う |
6―7名が宿泊可能で、広さは2教室分とする。 2室よりなる。
各室にはトイレ、バス(バスタブ付)、調理台を整備する。 また、各室には シングルベッド3台と湯沸かし設備(25リットル容量)を設置する。 ベッ ド(6台)は業者見積り費用のなかに含むことで了解されている。
業者からゲストルームのスケッチ図が提示された。
外部から公募し、送付されてきた校長候補の経歴書類のなかから、有力候補を絞り、先生、岩下さん、下名、ジャナさん、リシさんなどで本人と直接面談した。 その結果、経歴、仕事の意欲、村の教育に対する理解などで我々の考えに一致するところがあったので、下記条件で校長として採用することとした。
Mr.Charles White 58歳
過去18年間の教育現場、教育管理分野の経験を有し、high schoolまでの管理ができるとのこと。
(1)当面、2年契約として、学校運営すべてをまかせる。 2年間で目標成果を達成すること。その間、日本側は基本的には口をはさまないこととする。
(2)学校運営に関する実行計画書を2週間後に日本側に提出する。
(3)給料5,000ルピー。他に家賃相当として1,000―1,500ルピーを支払う。
Mr.Charlesは学校の教室一室をリレイアウトして8/29から居住する。
(1)生徒在籍者数
| クラス | '98―4月 | 7月 | '99―8月現在 |
|---|---|---|---|
| Nursery*注1 | |||
| A | 27名 | 25名 | 25名 |
| B | 20 | 20 | 28 |
| LKG*注2 | 24 | 23 | 24 |
| UKG*注3 | 13 | 13 | 18 |
| 計 | 84名 | 81名 | 95名 |
在籍者の時系列推移が不明であり、検討調査を命じた。
*注1 Nursery:日本で言う保育園
*注2 LKG:Lower Kinder Gurdenの略。幼稚園低学年、年少さん
*注3 UKG:Upper Kinder Gurdenの略。幼稚園高学年、年長さん
平成12年度予算で学校正門の右側空地にシャワー室を構築する。 完成は12年8月頃目標とする。 近い将来に同じ場所にミニ診療所を増築し、村の人々に簡単な診療を行なう。
(2)村のトイレ
村(20戸。1戸あたり約6人構成)の各戸にはトイレがない。 村の人々が共同で使用できるトイレを6ケ所新設する。 セメントなど工事材料費のみ日本側で負担して、場所選定、設置工事一切は村の人々が無報酬で実施する。
トイレは男女各2ケの水洗式とする。 当面、材料費実績を把握するため今年中に1ケ所つくる。
現在室内は裸電球40ワット4ケのみで作業しているが、細かい仕事に支障をきたしているので、40ワット蛍光燈10本を天井からつるす工事を緊急に実施する。
浄化槽への小便用排水溝がつまっているようなので、業者にチェック、修理させる。また、浄化槽は3層になっているが、最下部の固形物は排水口から外部に出ないので、3年に1回程度専門業者に依頼してバキュームで吸い取ることとする。(費用3、000ルピー程度)
校舎両端の教室の壁の一部が外壁からの雨水のしみこみにより汚れているので、業者に無償で手直しさせる。
Project Manager Mrs.Sarawathi Namasiva-yam さんとの出会い上記団体はロンドンに本部を有し、大々的に国際的な慈善活動を推進している。
名称にあるように、対象を東洋、アジアにしぼって活動を行なっている。このたび、Mrs.Sarawathi Namasivayamさん自らネパールを訪問して、活動対象となる団体、施設を調査したが、適切なのがなかったのでロンドンに帰国する寸前に先生との出会いがあった。
8/26ラマチョーの学校に案内したところ、彼女の第一印象として"すばらしい。このような景色の良い場所で生徒を教えたい。日本のボランテイア活動はお金だけ出しておしまいというのが多いが、 ここは違う。 すばらしい!"とのことであった。 また、"ここはロンドンから遠いが、いつの日にか3ケ月程度この学
校で無給で子供達に英語を教えたい"との発言もあった。
ラマチョーの学校に10、000ポンド(約200万円)の支援ができ、今すぐならば8、000ポンドは可能との提案があった。 ただし、具体的な支援については本部にもどってから最終決定される。
支援の条件はこの慈善団体出資45%で、あと残り55%は自前であること。
160万円あれば校舎の3階部分とトイレ2階部分の再増築が可能である。
後日、連絡を取り合うこととし、双方の連絡を密にすることにした。
検診で薬が必要になった場合、基本的には各自負担とする。 20―0ルピーの薬代が払えない世帯はほとんどいないはず。ただし、手術費用がかかるときは日本側で面倒をみなければならないであろう。
今回日本から稲束少々を持参し、リシさん所有の田んぼの片隅に植え付けした。
"エル・エンジェル"と郵政省からボランテイア基金をいただいていることを表示するために"郵政省"の文字を追加修正する。
先生が現地メンバー、村の人々に"HELP ME"の大切さを何回も説明され、自主的に仕事をやる意欲、自立などの必要性を強調された。
以上 同行記
今回、同行された方々が、ミシン作業の指導者に型紙を置いての裁断の仕方から指導し、エプロンドレスを仕上げまで指導しました。
ネパール流のいい加減は、日本では商品として通用しないので、きちんと縫うという事を再三にわたり、伝えました。
出来ばえの良いものは縫賃として20ルピーを払い買いとる約束をしました。
生地をたくさん買っておいてまいりましたので、今頃、村の女性は、ミシン作業に励んでいることでしょう。
先生が惜しみなく援助されている中で、私達ボランティアや村人たちにことあるごとにギブミーとヘルプミーの違いをおっしゃられる意味を考えてみました。
ラマチョール村を援助しようと決められてから何度も何度も村を訪れ村人たちと話し合いの場を持たれました。「本当に学校がほしいの?子どもを教育したいの?」と。
村人の意思が強い事を確かめられて建設工事に入ったと思われます。そこには村人の労働力等の提供があり、参加・協力する事で自分たちで育て上げる自分達の学校と言う意識を持ってもらいたいという配慮があったように思われます。
学校建設、教育の場の提供は大きな目的ではありますが一つの手段でもあったと思われます。学校の運営とともに平行して村人の生活の向上を目指し技術センターを併設され、生活の自立のための応援をされてきました。努力する場を提供する事で、自分達の生活の道が切り開かれると言う事に気づいてもらいたい、自立への道と言う目
標もあったと思われます。ギブミーでは決して育つ事のない大切な事を私達ボランティアや村人たちにラマチョール村を通して教えていただいている事を改めて感じさせられます。内観をして向上しようと言う意識、生かされているという意識が、目の前の一つ一つの事柄に対してどのように受け止める事ができ、また行動できるか、具
体的な学びの場としてのラマチョ-ル村であろうかと思われます。一人一人の意識の向上が培われた時、大きな目的の老人ホームが具現されるのではないでしょうか。
教育は待つことと聞いたことがありますが、先生はジーっと忍耐強く、待っておられるのではないかと思います。

海老名の郵便局で、ネパールの写真展を開催したときのパネルが約20枚あります。
学校や子ども達、村人、ヒマラヤ等の写真も揃っていますので、ぜひ、写真展やバザー等に御利用いただけますよう案内申し上げます。
この夏、広島地区をおそった水害のお見舞として、7月に見舞金を送らせていただきました。国内外で災害のニュースのある度に、皆で助け合う心の大切さを感じます。
個人としてではなくエル・エンジェルボランティアとしてまとめて義援金を送ってもらえないだろうかとの申し出を多数の方より頂きましたので、皆様のお気持ちをまとめてNHKの窓口に早速お届けいたしました。今後も皆様の要望をお願いいたします。
☆ 使用済みの古切手、テレフォンカード、書き損じのハガキ等を送って下さい。
まとめて、ネパールの子ども達のために使いたいと思います。
エル・エンジェルのシンボルとしてのマークを作りたいと思います。
よってアイデァを皆様方に、お願いいたします。
応募方法
◎ 葉書、又はファックス(046-233-2111)
E メール(nagaura@msn.com)迄 お願いします。
◎ 名称 特定非営利活動法人 エル・エンジェル
◎ 記号 10290
◎ 番号 68107191
※尚、エル・ロードボランティアの口座はそのまま継続して使用できます。
今後なるべくエル・エンジェルの口座によろしくお願いいたします。
今年の夏は、猛暑が続きましたが、皆様、元気で過ごされましたでしょうか
皆様のお手元に熱々のボランティア便りをお届けいたします。
皆様から「ボランティア便りを楽しみにしています。ボランティアの現況が良く分かる」との便りに編集委員一同、嬉しく励みにさせていただいています。
発行所 エル・エンジェルボランティア
〒243-0406
神奈川県海老名市国分北2-17-16
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Fax0462―33-2111
編集担当 山梨 陶山 岩田