エル・エンジェルボランティア便り 第2号  (1999年04月)



ポカラ駐在事務所にパソコンが入りました。

 昨年11月先生と下條さんがネパールに行かれた時に、パソコンの指導をされ、日本とネパールの間でインターネット通信ができるようになりました。写真や文章なども即座に送ることができ、とても便利にメール交換が可能となりました。お陰で日本とネパールがとても身近に感じられるようなりました。皆さんもネパール駐在の岩下さんとパソコン通信をされては如何でしょうか。

岩下さんも日本からの便りが届くのを楽しみにしておられます。1年以上も日本に帰らずにネパールに滞在して頂いていますが、今年は夏までに一度帰国する予定とのことです。(メールアドレスは頁末に記載)



ポカラの学校の周りに塀ができました。

 ポカラは、牛が放し飼いされており、街中や村のいたるところに牛がいます。学校の周辺にも牛が放牧され、校内に入ってきて子供達にも危険なので、周りに塀をつくることにしました。
学校建設のときと同じように、工事は基礎を深くして、堅固な塀になりました。これにより子供達の安全と建物、備品などの破損が防げるようになりました。

日本から持参した櫻の苗木の葉も牛が食べてしまうため、今までは囲いが必要でしたが、塀ができたことにより囲いもはずされました。 日本の桜がネパールに根づき、きれいな花が咲く情景が待たれます。



2月7日から1週間、山梨他1名でネパールに行ってきました。

じゃが芋の種芋と肥料を持参して、滞在地の庭に植えて、どうすれば収穫が増えるのか、日本の芋が適しているのか、あるいは栽培方法に問題はないのかなどの試験を行なっています。
 学校で一人の女の子が大泣きをしてきました。足の爪がはがれてブラブラしていました。裸足にゴム草履をはき、岩や石ころの険しい山道を下りてきて傷ついてしまったのでしよう。
手当といっても爪をとって、傷口に水をかけ、消毒して、備えてある薬を塗ることしかできません。怪我や病気になっても、医者や病院は近くになく、お金もかかるのでそのまま放置せざるを得ないのでしょう。
 その後女の子の傷は化膿しなかったでしょうか、爪は生え変わったのでしょうかなど心配です。日本に住んでいる自分や子供達を考えると、ネパールの子供達に何らかのお手伝いをさせて頂きたいと、心から思いました。



 

里子との交流

 ラマチョー村の子供から写真と簡単な手紙を添えて里親に届けられました。手紙は習いたての英語で一生懸命に書かれていて、学校で学ぶよろこびが伝わってきました。里親の方からも子供達に、こちらの家族の状況などを記した手紙を送りました。

 日本とネパールの子供達との小さな架け橋になればと思っています。現在は14名の里親の申し出を頂いております。引き続き里親の募集をしています。皆様のご協力をお願いいたします。



「フリマを通して思う事」 和泉広 智恵美

 皆さん、フリーマーケット(以下フリマ)を体験されたことはありますか? 自分の家で不要になったものや、使わずにタンスの奥においているもので、捨てるには惜しいなと思うものを、リーナブルな価格で他の人に譲って使ってもらうという、いわゆるリサイクル運動の一環として全国で流行っています。
勿論、そこに行って、掘り出し物を見つけ、値切って手に入れるという客の立場は大変楽しいのですが、お店を出す側は案外大変なのです。
さて、私はフリマに初めて出店してから、かれこれ6年が経ちます。お店を出すには、いろんなことに気を配らなければなりません。まずは店のレイアウト。どうすればお客さんの気を惹くようにできるか。これは大変重要です。古着などの服は出来るだけハンガーに掛けて、お客さんに見せやすいようにしたり、そして、常に品数を多く見せる為に、売った後に空きスペースが出来ないように気を配り、 乱れた商品をひとつひとつ整理したり。 最も大変なのは、値段の交渉。これには大変エネルギーが要ります。 そうそう、お釣や売った商品を入れる袋の準備や、ハンガー、店を奇麗に見せるための敷物も前もって用意しておかなければなりません。夏の炎天下にはパラソルと水、冬にはカイロとお茶・・・ ここまで読まれただけでも、「そんなに大変なのに、何故やるの?!」と首をかしげる方もいらっしゃる事と思います。確かに終わった後には疲れがどっとたまり、帰宅後、風呂に入りながら「あー疲れた。もうやらん!」と思ったりするのも事実です。
ところが、何故6年も続いてるのか。フリマの情報が入ると、あちこちに足を運んでしまうのか。私の場合、「儲けたお金が人の役に立っているから。」というのが理由になるでしょう。もし自分の儲けだけの為にやっていたとしたら、こんなに続いていたとは思えません。
ここで「それはおかしいよ、普通逆なんじゃない?」と苦笑いされる方もいらっしゃるでしょう。私も、始めて1年位は自分の儲けの為だけに出店していました。人の為なんてこれっぽっちも考えたことなく。 ところが、1日中疲れつつも頑張って得た割には、一瞬で服や食べ物に変わってしまうのが現実です。 そうして、着飽きた服は、またフリマに商品として出品し、また違うものに一瞬で変わってしまう。これでいいのかなあ・・・ 何度か出店しながら、そう考えている自分がいました。
そんな中、内観療法という自分の過去を振り返りながら、当時の行動や思いが本当に正しかったのか、今後どう生きていけばよいのかを自分で考え、そして自分で気付いていくという画期的な心理療法に出会いました。自分自身と真っ正面に向き合っていくうちに、ワガママな自分に気付き、周りに生かされている自分に心から気付かせて頂き、何かをさせて頂かずにはいられなくなりました。そうしなければ過去の罪の償いができないと思ったんです。何もせずに生かして頂いているのはもったいないと思ったんです。そこで思い付いたのが、フリマで儲けたお金を人の役に立ててもらうということでした。大したことはできませんが、少しでも人のお役に立つなら、と収益金をすべて寄付することにしてみました。 ご縁あって、研修所で支援をしているというネパールのラマチョール村の子供達の為に寄付をすることにしました。

1年前の春に、その現地に行って子供達や村の人達と会いました。私はただ無理をしない範囲で出来る事をやってきただけなのに、彼らの歓迎ぶりは想像を超えるものでした。村に着くと、花輪を子供達がたくさんたくさん首にかけてくれました。勿論ひとつひとつが手作りで、色とりどりの花や葉っぱを糸で繋げてありました。私は皆のことを知らないのに、皆さんは笑顔で迎え入れてくれました。そのあたたかさが心にストレートに染み込んできて、何故だか涙が止まりませんでした。
悲しいわけでも嬉しいわけでもありません。ただそのあったかさが涙を流させるのです。私の儲けたお金は、この人たちにちゃんと届いているんだ。その成果は彼らの歓迎ぶりですぐに分かりました。

もし、ただお金を儲けて寄付するだけであれば、正直言って恐らくここまでは続いていなかったでしょう。しかし、私は現地の人たちに会って、その成果を体験してきました。これではフリマがやめられる訳がありません。私達の他でも、各地で募金活動が行われていますが、自分が寄付したお金がどう使われているかを追っかけた方はほとんどいらっしゃらないと思います。ここがポイントなのではないでしょうか?

ボランティア活動を続ける秘訣。それは成果を自分の目で確かめてくることだと思います。そうすれば、どんなにしんどい一日であっても、これが人の為に役に立つと思えば、それが喜びに変わるでしょう。心が喜ぶんです。これは、体験された方にしか分からない「特権」ですね。



☆ アイデア募集

 学校の作業所にミシンや編機が入着して、村人たちの訓練が始まりました。 帽子、チョッキ、靴下などが編まれ、子供の簡単なズボンやチョッキなどが縫いあがっています。 将来的には、村人自身の手で製品の販売ルートを開拓して収益をあげ、生活を安定していくのが望ましいのですが、現段階では日本に持ち帰って売ることも必要なのではと考えています。
 そこで日本の皆様に、どのような品物を作ったらよいのか、また販売方法などについてのアドバイス頂きたいと思います。
ラマチョーの人達が働くよろこびと生活の安定がもたされますよう、皆様のご協力をお願いいたします。



◇ 編集後記

 今回、年2回発行の予定でいましたが、できるだけ多く現況報告などをお知らせした方が良いのではないか、とのご意見を項き、今後は随時発行ということにさせて頂ききます。
 これからもご意見やご要望などお寄せ下さるようお願い致します。
以上

ネパールのメールアドレス:lroad@mos.com.np


発行所  エル・エンジェルボランティア
      〒243-0406  
      神奈川県海老名市国分北2-17-16
      Tel0462-33-4500
      Fax0462―33-2111
 編集担当  山梨 陶山 岩田



★もくじ★

English Page

TOP Page

Profile

ネパール活動

スマトラ沖地震
(インド洋大津波)

インド ビシャカパトナム

  路上生活者の老人ホーム

 孤児院

ボランティア報告(会報)

写真館

障がい児の『兄弟』・『家族』の支援
(こころのサポート事業)(終了)

リンク(準備中)

更新履歴

ひだまりのほとり(Blog)

RSS